気になる顔の大きさ

  • むくむようになった…
  • 昔より顔が大きくなった気がする…
  • フェイスラインにたるみが出てきた…
  • 顔幅が広い…
  • 輪郭がはっきりしない…

顔は大きくなるの…?!

お顔の大きさは、人類の進化に関係があります。お顔は頭蓋骨でできており、その中には大切な脳が収納されています。脳の発達とともに、頭蓋骨も大きくなってきたことがわかります。ある研究チームが1825年から1985年までの間に生まれた白人のアメリカ人千数百人分の頭蓋骨をあらためて計測したところ、この160年で平均的な頭蓋骨の縦の長さが約8ミリ伸びていたという報告がありました。しかしながら、『ヒト属の最初の種が生まれて以降、約3万年前まで、人類の進化に伴い、頭蓋骨は徐々に大きくなり続けた。しかしそれ以後、頭の大きさは変化しなくなった。』と言われています。まとめると、現代のように生活が安定した時代では、人類の危機感がさほど存在する訳ではないので、脳を含め頭蓋骨にも、大きな変化はないのではないでしょうか。

人類の進化:国立科学博物館資料より

科学的には、このような顔の大きさ変化になるのですが、実際、人間の成長過程で顔が大きくなっていくとすれば、それは脂肪と筋肉の問題に集約されるのではないでしょうか。

・なんだか、むくみやすくなった気がする…
・体型は変わっていないのに、顔が大きくなったような気がする…

このようなお顔の変化の場合、むくみは水の流れの渋滞です。筋肉が硬くなり本来の機能をサボり出し、水の運搬作業を弱めてしまった場合に起こり得ます。

体型の変化がなく、顔だけ大きくなった場合、顔全体に脂肪が貯蓄されてしまった可能性もあります。

このように、顔の大きさが気になり出したら、その原因を考えていき、改善していくことが大切になっていきます。

お顔の大きさ対策はこちら

むくみによる顔の大きさ対策は、

  1. 水分を多めにチビチビ飲むようにする
  2. お酒や味の濃い食品は控えめにする
  3. 顔面運動をする
  4. シャワーだけで済ませず湯船に浸かる
  5. 良質なタンパク質をとる
  6. 同じ姿勢に注意する
  7. 首、顔のマッサージをする

上記3の顔面運動は、ほっぺを膨らませるだけでも筋肉を使います。マスクが多い現代では、口周りの筋肉、ほっぺの表情筋をこまめに動かすことは、大切な対策になります。

次に、筋肉的な顔の大きさに関して、首の筋肉が硬くなると首周りのリンパ、血液の流れが悪化していきます。首周りの血流が悪くなると、顔への血液供給が乏しくなっていきます。そのため、顔にハリがなくなったり、不健康そうな顔相になってしまうのです。顔の筋肉も血流が悪く、栄養不足になると、サボリ筋となり、弛んだり、歪みを作ったりし、顔の大きさが目立つようになっていくのです。

そこで対策です。首周りの筋肉のマッサージを念入りにする。とくに、首から耳下までの部分を両方の指腹で前後に揺らすようにマッサージしていきます。硬い筋肉を感じたら、そこは重点的に。あとは、温めることです。冷えは禁物です。血流改善を目的に、首周辺のケアをすることをお勧めします。